一般社団法人 軽金属学会

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ハイブリッド開催 2023年1月25日(水) 第126回シンポジウム「軽金属研究のための分析・解析」


開催期間

開催期間 2023年1月25日(水)10:20~16:15

※参加申し込み期間は終了しました

概要

概要軽金属材料の研究や開発には,表面の観察および分析,解析が不可欠です。近年では各種分析機器の進歩やコンピュータの進歩により比較的簡単に結果を得ることが出来ます。しかし,装置の原理や特徴を理解していることや適切な試料の前処理が,より高度な情報を得るためには必要です。最先端の試料調製,表面分析・解析について実例を示して解説頂きます。表面分析・解析に興味のある方,これから装置を使って研究を予定している方など多数の方々のご参加をお待ちしています。
詳細プログラム(敬称略):
10:20~10:25 開会の挨拶 世話人

10:25~11:15
1. X線回折と逆格子空間の基礎
    長岡技術科学大学 本間智之         
X線の発生から回折現象の基礎,結晶学の基礎を概説する.X線回折が逆格子空間の情報を扱うことを強調し,X線の電子による散乱がどのようにX線プロファイルに反映されるかを理解する.Braggの式や構造因子の式の重要性に気付き,それらを物質とX線の回折現象の本質の理解に利用する.

11:20~12:10
2. 集束イオンビーム装置による炭素系材料の試料作成と表面加工
    日本大学理工学部 鈴木 薫
集束イオンビーム装置を構成するイオン源・レンズ系・検出系やイオンビームによる切断・膜付け加工などについて概説する.更に,透過型電子顕微鏡観測用の試料として針状炭素対の加工やダイヤモンドバイト・AFM針の加工及びカーボンナノチューブ・ダイヤモンド状炭素へのイオン注入によるデバイス作成などについて報告する.

12:10~13:10 昼食

13:10~14:00
3. オージェ電子分光法の基礎と軽金属への応用分析事例
    日本電子株式会社 堤 建一
オージェ電子分光法(AES)は最表面(数nm程度)の領域における元素分析や化学状態分析を行う手法である.本講演ではAESの原理から分析時の注意点なども解説し,AESを活用した軽金属試料への応用分析事例についても紹介する.

14:05~15:05
4. EBSDパターンとは? そしてEBSD法による材料組織解析について
    株式会社TSLソリューションズ 鈴木清一
EBSDパターンの発生原理,その指数付けや結晶方位算出法の概略を説明する.続いて結晶方位マップの見方、そして結晶方位差解析を中心に変形組織の解析法について説明する.

15:05~15:20 休憩

15:20~16:10
5.SPring-8の特徴と軽金属材料への放射光適用事例の紹介
   高輝度光科学研究センター 渡辺 剛
放射光は強力な材料評価手法として,様々な分野で利用されている.本講演では大型放射光施設SPring-8の特徴や軽金属材料への放射光の適用事例を紹介し,放射光の有用性を広く認識いただくことを目指す.

16:10~16:15 閉会の挨拶

(世話人: 日本大学 星野倫彦,北海道大学 坂入正敏,株式会社UACJ 米光 誠,三菱重工業株式会社 高橋孝幸)
主催一般社団法人軽金属学会
後援公益財団法人軽金属奨学会
協賛日本アルミニウム協会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会,日本金属学会,日本鉄鋼協会,日本材料学会,日本機械学会,日本塑性加工学会,日本鍛造協会,日本鋳造工学会,日本顕微鏡学会,軽金属製品協会,軽金属溶接協会,資源・素材学会,自動車技術会,日本ダイカスト協会,溶接学会,粉体粉末冶金協会,日本航空宇宙学会,日本複合材料学会(依頼中)
会場日本大学理工学部駿河台キャンパス 1号館 121会議室(ハイブリッド開催)
交通 JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 下車徒歩3分,東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅 下車徒歩3分,東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅 下車徒歩5分
※新型コロナウイルスの感染状況や政府の要請などを踏まえ,開催方法の変更の場合もあります。最新情報については,随時,HP等でご案内します。
参加費正会員10,000円 維持・協賛学協会員15,000円 学生会員・学生協賛学協会員1,000円  非会員20,000円 学生非会員2,000円 ※参加費は1月18日までに必ずお支払いください
定員60名
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