加工熱処理工程における動的/静的組織形成予測部会
部会名称
加工熱処理工程における動的/静的組織形成予測部会
部会長
北海道大学 池田 賢一
研究の要旨
前部会(冷間/熱間加工工程における組織形成予測部会)では主に高温域での塑性加工工程すなわち,高温変形過程における第二相粒子など動的析出挙動についてデータベース構築手法および動的観察技法の検討をおこなった。本部会では更に組織形成予測技術を発展・高精度化させるべく動的析出挙動のモデル化および結晶粒成長挙動のモデル化を目指し,我が国のアルミニウム製造技術に貢献する材料組織形成シミュレーション方法を探索する。
活動内容
(1)【動的/静的析出挙動のモデル化】:広範囲な温度域における第二相粒子の動的/静的析出挙動に着目し,これに温度(動的/静的),ひずみおよびひずみ速度(動的)が及ぼす影響を検討しモデル化する。(2)【結晶粒成長挙動のモデル化】:(1)を踏まえ,高温域における結晶粒成長挙動に着目し,熱処理条件など温度履歴の影響を検討し,モデル化を目指す。
(3)【熱間加工シミュレーションパラメータの抽出・同定】:熱間加工シミュレーションに必要な熱間流動応力,熱間境界条件(面圧・摩擦等)を同定する。
(4)【組織形成を意識した冷間/熱間加工シミュレーションの実施】:上記モデルを用いて冷間/熱間加工シミュレーションを実施する。
(5)【基礎知見の応用展開】:製造現場に即した課題の抽出ならびに製造プロセスへの適用を検討する。
活動報告
- 第4回研究部会
2020年12月10日(木)13:00~
オンライン - 第3回研究部会
2019年12月17日(火)14:00~17:00
日本アルミニウム協会第2会議室 - 第2回研究部会
2019年9月20日(金)14:00~17:00
日本アルミニウム協会会議室 - 第1回研究部会
2019年6月27日(木)13:00~17:00
日本アルミニウム協会会議室
参加メンバー
大学・旧国立研究機関(含独立行政法人)関係者、アルミニウムメーカー研究期間
4年間
開設年月
平成31年4月
運営費
参加企業1社あたり年会費10万円
※大学・旧国立研究機関(含独立行政法人)関係者の参加費は無料
ただし,軽金属学会会員(年会費8,000円)になることを要す
問合・申込先
北海道大学 大学院工学研究院 材料科学部門 池田 賢一
TEL:011-706-6348 FAX:011-706-6348
E-mail:ikeda.ken-ichi★eng.hokudai.ac.jp(送信の際は★を@に)