一般社団法人 軽金属学会

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3月8日 創立70周年記念事業 第119回シンポジウム「マルチマテリアル接合」


開催期間

開催期間 2022年3月8日(火)13:00~16:45

※参加申し込み期間は終了しました

概要

概要特化した物性値を示す各種の材料が開発され,その機能を組み合わせたデザインが行われて異種材料の接合が重要となって来ている。しかもライフサイクルアセスメントの面から解体分離技術と合わせて開発がすることが求められている。環境対応の要求は一層高まることが考えられ,様々な技術革新が生み出される状況にある。本シンポジウムでは軽金属を主として適用された事例や現状で解決が望まれている課題などを話題提起し,マルチマテリアルで新たなニーズの喚起がなされることを期待している。材料の選択肢を増やしものづくりの発展に寄与するためにも,多数の方にご参加いただき活発な意見交換がなされますようご案内申し上げます。
詳細プログラム(敬称略)
13:00 開会の挨拶
13:05~13:40
1. 異種材料の塑性流動結合技術
   京浜精密工業株式会社(元東京工業大学)村上 碩哉 
塑性流動結合技術は鉄鋼部品の鍛造技術を応用,発展させた技術である。この結合技術の概要・特長と,アルミニウムダイカスト材と鋼材の結合に応用した事例,さらに繊維強化樹脂とアルミニウム材の結合等各種の新技術を紹介する。

13:40~14:15
2. アルミニウム合金と高強度鋼の接合技術
   株式会社神戸製鋼所 鈴木 励一
実用化されている異材接合法の多くは機械的接合法であるが,鋼板の超高強度化に伴い適用が難しくなっている。そのため最近,新たな異材接合法が登場している。アルミニウムと鋼を対象とした実用的異材接合法の変遷と特徴を紹介する。

14:15~14:50
3. 金属と樹脂の接合および接合強度評価手法
   大成プラス株式会社 板橋 雅巳
脱炭素を背景に自動車業界で検討されている,マルチマテリアルによる軽量化には,異種材料間の接合技術が重要となる。ここでは金属/樹脂接合技術に絞り,技術概要およびその特性試験方法について概説する。

14:55~15:30
4. 異種材料のレーザ接合
   株式会社ナ・デックス 大阪大学 名誉教授 片山 聖二
輸送機器の軽量化や工業製品の高機能化などのために,異種材料の接合に対するニーズが高まり,レーザ接合が注目されている。そこで,アルミニウム合金と鉄鋼材料,マグネシウム合金と鉄鋼材料,アルミニウムと銅,アルミニウム合金とプラスチックなどのレーザ接合の特徴と注意すべき点などを紹介する。

15:30~16:05
5. フォトエッチング法と拡散接合法の融合
   ユナイテッド・プレシジョン・テクノロジーズ株式会社 飯田 一吉
高精度,高耐久,高信頼性を求める産業界,特に金属製生産治具,微細流路製品,放熱製品では拡散接合法が広く採用されている。また,積層する金属板への精密加工に採用されるフォトエッチング法との技術的な親和性,並びに製品採用例を紹介する。

16:05~16:40
6. 摩擦攪拌接合による異種金属接合
   地方独立行政法人大阪産業技術研究所 田中 努
摩擦攪拌接合(FSW)は,マルチマテリアル化を実現し得る技術の一つとして注目されている。ここでは,鉄鋼とアルミニウムの異種金属摩擦攪拌接合を中心に,接合方法の特徴と接合材の特性を概説するとともに,最近の技術動向を紹介する。

16:40~16:45 閉会の挨拶

(世話人:ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社 橘内 透,芝浦工業大学 青木孝史朗,日本大学 星野倫彦)
主催一般社団法人軽金属学会
後援
協賛日本アルミニウム協会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会,日本金属学会,日本鉄鋼協会,日本材料学会,日本機械学会,日本塑性加工学会,日本鋳造工学会,軽金属製品協会,軽金属溶接協会,資源・素材学会,自動車技術会,日本ダイカスト協会,日本顕微鏡学会,日本溶接協会,溶接学会,粉体粉末冶金協会,表面技術協会,日本航空宇宙学会,日本複合材料学会,日本鍛造協会(依頼中)
会場Webexミーティングを利用したオンライン講演
参加費正会員(個人会員)2,000円,維持会員・協賛学協会員3,000円 学生会員500円 一般4,000円 一般学生1,000円
定員80名(参加申込締切:3月1日(火))※テキストは事前送付します
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