一般社団法人 軽金属学会

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6月15日(水) 第123回シンポジウム「金属3D造形の高精度化」


開催期間

開催期間 2022年6月15日(水)13:00~16:50  ※参加申込締切6月8日(水)

※参加申し込み期間は終了しました

概要

概要金属3D造形技術は,適用される材料の開発とレーザ技術の発展で注目を集めており,新たなニーズの掘り起こしに一役買っています。取り扱うことができる金属材料やセラミックスが増え,様々な適用事例が紹介されるようになり,試作品を受注する業者も増えて簡便に利用できる環境が整いつつあります。一方で加工プロセス特有の温度変化による材質の均一性や寸法精度が問題となることがあり,一層の技術的進歩が望まれる状況にあります。そこでこの金属3D造形技術の現況を踏まえて,活用していく上で必要となる知見や開発動向を紹介してものづくりの発展に寄与すべく,本シンポジウムを企画しました。多数の方にご参加いただきますようご案内申し上げます。
詳細プログラム(敬称略):
13:00 開会の挨拶
13:10~14:00
1. 金属3D造形技術の最新動向と課題
   近畿大学 京極 秀樹
金属3D造形技術は次世代の”ものづくり”に必須の加工技術となってきており,航空宇宙分野をはじめとして産業機器分野さらには自動車分野などその適用範囲が急速に拡大してきている。本講演では,最新の装置開発や材料開発,とりわけ軽金属材料の開発状況と課題を解説する。

14:00~14:50
2. 焼結型FFF方式金属3Dプリンティングとラティス構造の製造
   東京電機大学 清水 透
チタン合金の造形を焼結型FFF(Fused Filament Fabrication)方式による三次元積層造形を試みたので紹介する。さらに,機械的特性など機能性に優れ,部材の設計に有利なラティス構造の造形を取り上げて解説する。

14:50~15:05 休憩

15:05~15:55
3. 金属3D造形品の残留応力測定
   パルステック工業株式会社 内山 宗久 
金属3D造形では,溶融・凝固がプロセスの中にあり複雑な構造を有する部材に熱応力が作用して形状維持や寸法精度を向上させることが困難なことが多い。そこでX線を用いた残留応力測定により造形プロセスの評価を行う。

15:55~16:45
4. 金属3Dプリンティングのためのソフトウェア技術
   マテリアライズジャパン株式会社 小林 毅
金属3Dプリンティングでは,その加工パスなどの加工条件が製品品質に大きく作用し,時には加工そのものが不可能となることがある。そこで事前に多くの試験片の造形やシミュレーションによる予測による造形成功率の向上が求められており,そうしたソフトウェア技術の現状を解説する。

16:45~16:50 閉会の挨拶

(世話人:東北大学 上田恭介,日本軽金属株式会社 鈴木雄詞,日本大学 星野倫彦)
主催一般社団法人軽金属学会
後援公益財団法人軽金属奨学会(申請中)
協賛日本アルミニウム協会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会,日本金属学会,日本鉄鋼協会,日本材料学会,日本機械学会,日本塑性加工学会,日本鍛造協会,日本鋳造工学会,日本顕微鏡学会,軽金属製品協会,軽金属溶接協会,資源・素材学会,自動車技術会,日本ダイカスト協会,溶接学会,粉体粉末冶金協会,日本航空宇宙学会,日本複合材料学会(依頼中)
会場Webexミーティングを利用したオンライン開催
参加費正会員10,000円,維持・協賛学協会員15,000円 学生会員1,000円 非会員20,000円 学生非会員2,000円
定員50名
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