一般社団法人 軽金属学会│The Japan Institute of Light Metals

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エッセイ

日本全県宿泊制覇の旅

平成30年1月10日掲載


橘内 透
ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社
品質統括部

 今回訪ねた佐賀県呼子町の宿泊で、全国47都道府県の宿泊訪問が完了しました。

 私は入社以来アルミ・マグネを中心とした材料置換による軽量化を生業(なりわい)としてきたため、全国の軽圧メーカや鋳造メーカを訪問してきました。また、一方旅行が趣味で長期休みには自宅に居たことがなく若かりし頃には物見遊山で海外に行ったりしていましたが、近年は美味しい日本食と美酒を求めて国内を旅することが多くなってきました。

 そんなこんなで出張と旅行で年間40日ほど宿泊しておりますが、数年前から佐賀県にだけ泊まった事がないことに気づきました。博多から鳥栖スタジアムを横目に熊本に向うとか、格安チケットで佐賀空港を活用し長崎ハウステンボスに行ったことはありましたが、宿泊するとなるとそこにそれだけの目的が必要になります。しかしながら、軽金属関連の取引先もなく、是非訪問したくなるような観光地も・・・。そんなとき、日本酒を呑みながら熱く佐賀の魅力を語った佐賀県武雄出身A女史の熱弁にほだされ、昨年のGWに家族旅行で行ってきました。

 富士山静岡空港から空路博多へ移動後、レンタカーでまず向かったのは吉野ヶ里公園。夏を思わせる強い日射しの中、東京ドーム25個分の広大な土地に物見櫓、竪穴住居や遺跡から発掘された土器、甕棺墓や青銅器など 弥生時代とは思えないスケールと環濠集落の豊かな生活に驚かされました。
 次に向かったのは唐津城です。途中、「喰道楽」で生卵がのったとんこつの佐賀ラーメンで腹ごしらえ、サラダも食べ放題で身体にも優しくおなかも満足! 周辺を海や堀に囲まれた高台に立つ唐津城からは「虹の松原」を眼下に、ちょうど藤とつつじの花が満開で甘い香りが漂っていました。
 呼子町の宿に向かう途中、国の天然記念物「七ツ釜」へ、時間が無く遊覧船に間近に見ることはできませんでしたが、崖の上からもコバルトブルーの美しい海と奇岩が織り成す絶景を楽しめました。呼子の宿では生簀の「イカ刺し」と九州大学と完全養殖に成功し寄生虫がいない「サバ刺し」を佐賀の地酒で舌鼓。佐賀県は九州随一の日本酒どころ、甘口がベースで自分好みの純米酒が堪能できました。

「吉野ヶ里遺跡」の物見櫓と竪穴式住居

ふじ棚越しの「唐津城」

断崖絶壁に七つの洞窟が並ぶ「七ツ釜」と遊覧船

透き通った呼子のイカ 刺身の後のゲソ天も美味

 

 翌朝は呼子の朝市で殻付き雲丹を直接食べつつ、豊臣秀吉が朝鮮出兵のために建立した名護屋城跡隣にある名護屋城博物館を訪れました。秀吉が前田利家や伊達政宗など当時の諸大名に陣屋を築かせ、20万もの兵を集めて領土拡大を目論んだ朝鮮征伐の紹介、その他にも弥生時代・古墳時代から日本と朝鮮半島との人および文化的深いつながりの窓口をになってきた佐賀の役割をじっくり学びました。
呼子の朝市でのうに殻剥き
 その後、焼物の町有田の陶器市に出くわし佐賀県に入ってはじめての人ごみを体験したのち佐賀をあとに長崎へ向かいました。今回佐賀に行ってみて、「全国区になる観光地は無いけど思ったより見るとこあるね!」「玄界灘の魚介と日本酒が美味しい」と好印象でした。また、機会をつくって嬉野温泉や焼物の窯元めぐりで訪ねてみたいと感じた旅でした。

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