一般社団法人 軽金属学会

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軽金属セミナー 「アルミニウム合金の組織」

軽金属学会では「アルミニウム合金の組織」と題して、入門編、中級編、応用編からなるセミナーを開催しています。金属組織を理解する必要性を感じている若手から、金属組織に関係する問題を抱えている中堅の技術者・研究者の方々のご参加をお待ちしております。皆様のご都合に合わせた計画的な参加を可能とするように、全国各地で複数回の開催を計画しております。セミナーの内容、開催予定は下記の通りです。

軽金属セミナー「アルミニウム合金の組織」のご紹介

セミナーの内容

一般にアルミニウム合金は,溶解・鋳造,均質化処理,塑性加工(熱間加工,冷間加工),熱処理などの工程を経て製造され,これらの工程で金属組織が大きく変化し,材料特性に影響を及ぼします。軽金属学会では,入門編として,金属組織の基本である状態図の読み方,上工程の溶解・鋳造工程における組織,および均質化処理における金属組織の変化を取り上げ,次いで中級編で,アルミニウム合金の時効析出現象について詳しく解説しました。一方,最終製品に特性を付与するためには,アルミニウム合金の塑性加工とその後の熱処理工程での金属組織変化についての理解を深めることが重要になります。そこで,応用編として,アルミニウム合金の塑性加工とその後の熱処理による組織の変化(加工組織,回復・再結晶組織,集合組織),およびそれに伴う材料特性の変化,さらに結晶集合組織の読み方を取り上げて,わかりやすく講義します。

講義内容と講師

入門編(状態図と組織)
1 「状態図を読む」 元東京大学 関 史江
2 「鋳造合金組織と状態図」 元東京工業大学 手塚 裕康
3 「均質化処理に伴う組織変化」 一般社団法人軽金属学会技術参与 浅見 重則
中級編(時効析出)
1 「時効・析出の基礎」 横浜国立大学 廣澤 渉一
2 「熱処理型アルミニウム合金の時効析出」 東京工業大学 名誉教授 里 達雄
3 「時効析出の工業的応用」 一般社団法人軽金属学会 技術参与、
超々ジュラルミン研究所 代表 吉田 英雄
応用編(加工・熱処理による組織変化)
1 「アルミニウム合金の塑性変形と加工組織、回復再結晶組織」 茨城大学教授 伊藤 吾朗
2 「アルミニウム合金の集合組織」 元東京大学 関 史江
令和5年度より 株式会社TSLソリューションズ  鈴木 清一
3 「実用アルミニウム合金の組織と機械的特性」 ㈱UACJ  戸次 洋一郎

開催(2023年度)

  開催日 開催場所
第32回軽金属セミナー
「アルミニウム合金の組織―入門編
(状態図と組織)」(第13回)

令和5年
11月21日(火)10:00~17:30
詳細・参加申込はこちら

Webexミーティングでの
オンライン開催
第33回軽金属セミナー
「アルミニウム合金の組織-中級編
(時効析出)」(第12回)

令和5年
12月19日(火)10:00~17:30
詳細・参加申込はこちら

Webexミーティングでの
オンライン開催

第34回軽金属セミナー
「アルミニウム合金の組織―応用編
(加工・熱処理による組織変化)」
(第10回)
令和6年
2月2日(金)10:00~17:30
詳細・参加申込はこちら

Webexミーティングでの
オンライン開催

セミナー受講状況

これまで延べ977名が受講し、103名が入門編・中級編・応用編全部を受講しています。

回数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 合計
入門編 43 29 34 34 15 44 33 21 35 18 32 54 392
中級編 49 35 27 23 20 25 31 34 23 27 47   341
応用編 33 25 21 26 26 16 33 25 39       244
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